演奏プログラム

マスカーニのオペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」と数々のオペラから生まれた名曲を演奏します。どこかで耳にした曲ばかりだと思いますので、生の歌をお楽しみください。

オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」

作曲:ピエトロ・マスカーニ(1888〜1890)
初演:1890年5月17日 ローマ、コンスタンツィ劇場
台本:タルジョーニ=トッツェッティとグィード・メナーシ(イタリア語)
原作:ジョヴァンニ・ヴェルガの小説「カヴァレリア・ルスティカーナ」と同名の戯曲
演奏時間:全一幕 約1時間10分

ハバネラ 〜「カルメン」より

「ハバネラ(恋は野の鳥)」は「カルメン組曲」の1曲。ビゼーの歌劇「カルメン」において、ドン・ホセを惑わすカルメンのアリア。ハバネラとは、キューバの民族舞曲およびその様式のこと。1791年のハイチ革命における避難民によってハイチからキューバにもたらされた。フランスのコントルダンスに源流があるという。その後ハバネラのリズムは、船乗りによってスペインに輸入された。19世紀末までに非常に人気の舞曲となり、ハバネラは「スペイン舞曲」として定着していった。そのため、スペインを舞台とするオペラやクラシックなどで、スペインらしさを強調するするためにハバネラのリズムが用いられるようになった。ちなみに、ハバネラはフラメンコと混ざり合ってアルゼンチンに上陸し、タンゴのルーツとなっている。

闘牛士の歌(諸君の乾杯を喜んで受けよう〜「カルメン」より

「闘牛士の歌」は第2幕で闘牛士エスカミーリョが歌う有名なアリアです。「闘牛士の歌」は通称で、冒頭の歌詞、「諸君らの乾杯を喜んで受けよう」と、歓迎に対する答礼として歌うアリアです。

乾杯の歌 〜「椿姫」より

ヴェルディは19世紀を代表するイタリアのオペラ作曲家です。歌劇「椿姫」はヴェルディの代表作とされるだけでなく、世界のオペラ劇場の中で最も上演回数が多い作品の一つに数えられています。「椿姫」舞台は19世紀半ばのパリで、社交界の人気者である高級娼婦ヴィオレッタと青年貴族アルフレードの純愛を描いています。二人は一度は結ばれますがアルフレードの父に反対され別れ、最後に再会するもののヴィオレッタは結核で死ぬ、という悲恋の物語です。この「乾杯の歌」じゃ第1幕に歌われるアリアで、パーテイでヴィオレッタとアルフレードが初めて出会う場面の歌です。アルフレードはグラスを片手に情熱的に歌い、そこにヴィオレッタが加わり、一同も加わって華やかに歌います。

ほか2曲

決定次第アップしていきます。